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2009年2月28日 (土)

野井定置網

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島根半島の先端付近にある漁村、野井の定置網

に乗せて貰った。

早朝5時半過ぎに港を出港、沖合にある2カ所の

定置網を上げる。

今はイカのシーズン、スルメイカ・ヤリイカ等など沢山

のイカがとれた。

この定置網にはムラサキダコやアオイガイなど、

非常に珍しい生物が紛れ込んでいる事が多く、

過去の取材でも度々お世話になった所だ。

網上げが始まった頃は周囲が真っ暗闇であったが、

いつの間にか薄明るくなり、近くの崖が青黒く背景に

写り込む頃になった。

次から次へとイカ達を船倉に放り込む漁師さん達の

満足げな表情が作業灯の下で窺える。

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2009年2月27日 (金)

チャガラの夫婦

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1月に青海島に撮影に来た時から気になっていた

小型のハゼの仲間・チャガラ。

2月の取材で、ついにオスメス一緒に巣穴に入って

いるところを見つけた。

むかって左側がオス、右側の黒っぽいのがメス。

時々巣穴の中で身をくねらせて居場所を変えている。

ダブルベッドの中で、良い雰囲気を出している様だ、

羨ましい…。

でも、これは産卵準備。

1ヶ月前と比べ、泳ぎ回るチャガラはめっきり減り、

転石の間にある蛎殻の中などにペアーで見かける

ようになった。

卵は意外に大きく、太さ1.5mm長さ7mmほどの

大きさで、巣穴の天井部にビッシリと産み付けられ

ている。

青海島で見かけるチャガラは魚体が6cm前後と、

他の海で見かける物より大きく、元気が良い印象だ。

観察を進める内に、私もすっかりチャガラー

(チャガラファン)になってしまった。

沢山のチャガラが誕生し、日本のチャガラ観察

ベストポイントに認定される日も近い…と思う。

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2009年2月26日 (木)

仙崎魚市場

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青海島のすぐ近く、仙崎魚市場に「セリ」を見に行った。

なんと午前1時半!!場内いっぱいに並べられた、

色とりどりの魚たち。

その間を群れ動くのは仲買の業者さん達。

そこへ上半身裸の男が現れ、セリが始まった。

「ハーィ135、2500円どうかーッ!、3000円193へ、

166は1500円から…」と勢いよく裁いていく。

上半身裸の男性は中田さん41歳、市場のセリ人、

惚れ惚れとする良い声だ。

セリ人は漁業者達からの信任は勿論の事、

少しでも安く落としたい仲買の人々とも以心伝心の

付き合いが必要だ。

威勢の良い仙崎市場の伝統を守り、木枯らし吹き抜ける中、

半裸でセリを仕切る中田さんは、気持ちの良い声色で場内

を歩き回る。

魚の入ったトロ箱を指し動かす為の棍棒を片手に、

1つ1つのセリ値を決めていく中田さん、ちょっと往年の

ブルース・リーを彷彿とさせ、思わず見入ってしまった。

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2009年2月25日 (水)

萩博物館

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旅に出てから今日で10日目、くたびれ切って

ブログの更新を怠けていた。

今日は、萩博物館を訪ね、中国地方に棲む

海の生物の話をいろいろ伺った。

展示してあるダイオウイカの前で一息休憩。

15mの巨体まで成長するダイオウイカなので、

ちょうど小学生くらいの若いやつだ。

萩の沖合には、あっと驚くような海の生物が出現する。

問題なのは、いつ現れるかが判らないことだ。

しかし、だから海は面白いのだ。

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2009年2月15日 (日)

モトコンポ

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キャンピングカー取材用50cc原チャリ買いました。

モトコンポをご紹介します。御年20歳、

チョット老けていますが、まだ僕と同じで、

足腰心臓元気に動いています。

このモトコンポ、車に乗せて運べる、いわば

モバイル原チャリ元祖のような存在。

キャンピングカーの後部プラットフォームに

スッポリ収まる、お行儀の良い奴です。

いいかげんな業者から購入した為、キャブレター・

エアクリーナー・シート・ブレーキワイヤー

燃料バルブ・etc…いっぱい移植手術ほどこしました。

今は元気いっぱい。

フルパワーで2.5馬力。

上り坂で100kgオーバーの体重に耐えかね、

時速500メートル程にスローダウンした時は、

日頃鍛えた足パタパタ補助運動を必要とする為、

エクササイズにもなるエクセレントな相棒です。

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2009年2月 6日 (金)

ライトトラップ

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真っ暗な夜の海中に明かりを付けておくと、
その光に誘われ小魚が集まってくる。
そして、小魚たちを目当てに他の生き物までが
集まってくる。
これがライトトラップの原理だ。

2週間程前の1月中旬、大瀬崎のライトトラップで
カンテンダコの幼体が見つかった。

カンテンダコは深海性のタコで、非常に珍しいタコ、
英名ではSeven Arm Octopus.。
一度は出合ってみたい、憧れのタコである。

そんなわけで、さっそく大瀬崎のライトトラップにゴー!

昨日紹介した、ヤリイカの産卵行動を狙いながら、
片眼でライトトラップ周辺に集まる生物をチェックandチェック。
でも、ヤリイカの産卵を狙う為、レンズ設定はワイドレンズ。
話題のカンテンダコ幼体は全長8mm。

「二兎を追う者一兎も獲ず」の格言が頭に浮かび始めた頃、
フワフワと泳ぎ回る未確認浮遊物体発見。

ヤッターッ!とばかりに近づくが、あまりに小さすぎて
老眼の私にはハッキリと見えない、トホホ…。
カメラのオートフォーカスで無理矢理撮影。
1カット撮ったら、どこかに行ってしまった。

ドキドキしながらコンピューターで現像してみると、
小さなミミイカが写っていました、ションボリ…。

カンテンダコ!待ってろよ!
そのうち俺がお前の美しい姿をバッチリ撮ってやるからナーッ!!

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2009年2月 5日 (木)

ヤリイカの産卵

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今時の大瀬崎と言えばヤリイカです!水温が下がり始め、

摂氏13度くらいになると、岬周辺や湾内の浅場に

ヤリイカが卵を産み付け始めるのだ。

産卵時間は殆どが夜間。

大瀬崎で夜潜りできるのは水曜日と土・日曜の夜だけ。

日曜日の夜は、ダイバー達が早めに帰り始めるので、

夜潜りは意外と空いているのだ。

伊豆半島東海岸の富戸では、ヤリイカの産卵を撮影した

ことがあるが、西伊豆のヤリイカはどうかな?とばかりに

潜っていくと、いました、いました。案内してくれた

水中カメラマンの阿部さんのムービーライトに照らし出されて、

元気よく産卵床付近をうろつく雄雌のペアー。

カメラを構えて近づくと、シュッとばかりに雄が敵前逃亡。

「最近のヤリイカの雄は根性ないねェー」等と嘆きつつ、

雌に接近。

しっかりと産卵シーンを撮影させて貰いました。

「夜更かしは、三文の得」とはこのことです。

それにしても卵が沢山付いているネー、来年が楽しみだ!

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2009年2月 4日 (水)

マトウダイの寝技

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先週末、大瀬崎の岬先端付近を潜っていて、面白い

生態を見かけた。

数え切れない程、群れ泳ぐキンギョハナダイを狙って、

ひそかにに近づく魚一匹。

体長30センチほどのマトウダイ君、喰い気満々で、

その大きな口からヨダレがこぼれそうなんだけど、

身元バレバレ。

キンギョハナダイたちは射程距離外にたちまち移動。

見ているこちらが可哀想になるくらい不器用な接近を

繰り返していた。

それでもマトウダイ君、精一杯の工夫を凝らし、

ヒラメのように身体を倒し、薄っぺらな身体を周囲に

溶け込む暗褐色に装い、自らの存在を極小に見せる

努力は怠っていない。

何回も、何回も繰り返すアプローチをことごとく

キンギョハナダイ達に見破られ、それでも諦めない

自然の摂理に感心した。

アントニオ猪木ばりのマトウダイの寝技作戦、

KYなキンギョハナダイに出合うまで続けるようだ。

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2009年2月 3日 (火)

小バラ

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およそ40年程前、伊豆海洋公園で催された

ロレックス杯全日本水中スポーツ選手権大会

400mフリッパー競泳で優勝した。

その優勝賞品がロレックスのチュードル・

サブマリーナ腕時計。

小さなバラのマークが文字盤に書き込まれている

やつだ。

40年前と言えば、僕も20代前半、湧き出るエネルギー

が有り余る年頃。

いつも、左手首にサブマリーナを着け、日本中はおろか、

世界各地の海を潜り歩いてきた。

青春の思い出がいっぱい染み込んだサブマリーナだが、

最近は自宅のロッカーにしまい込まれ、忘れ去られた

存在になっていた。

ところが驚くなかれ、カミさんが暇つぶしに覗いた

インターネットのアンティーク時計店で「稀少品」扱いの

アンティーク腕時計に成り上がっていたのだ。

「あなた!大変よ!!」とウタタ寝を叩き起こされ、

ウェブページを見てみると、本当にウン十万円のお値段

が着いている。

我が青春の思い出の立身出世に感心する同時に、時計と

同じようにアンティークになってしまった我が身を思い、

素直に喜べない昨今です。

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