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2008年10月24日 (金)

エッグプレディエーション

Photo








7~8年前、インドネシア・バリ島東岸の砂底の海底に潜っていた。透明度はあまり良くなく、3メートル先がやっと見える程。

ミミックオクトパスという、化けダコを探し、海底をパトロールしているとインドアカタチのコロニーがあった。

インドアカタチは日本にも棲んでいる。その姿はタチウオの様に平らで長細く、体色は赤みがかり、頭部は丸い。普段は海底で頭を上に、立つようにしている魚だ。

大きめの奴が1匹と小さめのが3匹、それぞれ縦穴の巣を作り、その側にいた。はじめて見かける魚種なので、記録用に数枚写真を撮ると、急に大きな個体が小さなインドアカタチに近づき、身体を巻き付けるような行動をとった。

「何ィィィーッ!!」どうやら大きいのが雄、小さいのが雌たちのようだ。そしてこの行動は産卵行動である。

油断して、ストロボのスイッチも入っていない2台目のカメラを、あわてて構え準備をする私の目の前で、雄は2匹目の雌と、素早く絡み合い、産卵した。
その時、他の雌たちが産卵している2匹の側に泳ぎ寄る、不思議な行動をしているのに気付いた。

ストロボの向きを決め、
Fストップを決め、フォーカスが取れた瞬間、雄は3匹目の雌と産卵した。
「間に合ったァ~!」水中カメラマン至福の瞬間である。

後で、現像された写真を見てみると、雄雌2匹が絡み合い、卵を絞り出している側で、他の2匹の雌が産み出された卵を食べていた。
エッグプレディエーションという行動である。
海は面白いねー。

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