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2008年9月30日 (火)

ストライプバジャマスクイッド

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南オーストラリア・ネタもう一つ行きます。ストライプバジャマスクイッドをご紹介します。

前回のオルネイトカウフィッシュと同じく南オーストラリア・イーデスバーグの桟橋の下で撮影したものです。大きさはゴルフボールよりチョット大きめ位。

英名だと舌を噛みそうなので、シマ・ネマキ・イカと勝手に命名し、撮影していました。

貝殻などが沢山落ちている砂地に棲んでおり、夜行性で、日中は砂をかぶって隠れています。そんなところを見つけると、バンカーに打ち込んで目玉になったゴルフボールそっくり。

オスにメスを近づけると、すばやい動きで跳びかかり、交接を試みます。
たいがい、メスの鋭いヒジテツを喰らって意気消沈。
小さいけど、その生活は抱腹絶倒の面白い生き物です。

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2008年9月23日 (火)

オルネイトカウフィッシュ

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南オーストラリアの海に棲むオルネイトカウフィッシュをご紹介します。

私が今まで海の中で出会った派手な魚ランキング上位入賞確実な奴です。

オルネイトと言う英語は華麗な、とか美しいと言う意味、カウフィッシュはハコフグの仲間の名称、つまり華麗なハコフグの仲間という意味だ。

日本のハコフグの仲間も雄が婚姻色を出し、綺麗な色彩になっている時もあるが…、このオージー野郎にはかなわない。

南オーストラリア・イーデスバーグの桟橋周辺、水深5~6メートルの海底で婚姻色をピカピカさせて張り切っていた。

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2008年9月20日 (土)

マウスブルーダー

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山口県の青海島で潜った。
クロイシモチが面白かったね。メスが産み出した卵塊を、オスが口の中に含んで、孵化するまで守るのだ。こうした、繁殖行動をする魚たちをマウスブルーダーと呼んでいる。

青海島のクロイシモチのオスはメスから卵塊を預かったばかりらしく、オレンジに見える卵塊を、その口からチョット覗かせていた。

レンズをその口に向け、待つ事…数分、やっとやりました卵洗い。そう彼らは、ただ口の中に卵塊を含んでいるだけではなく、時々それをはき出したり、ひっくり返したり、満遍なく新鮮な水が卵に触れるようにメインテナンスをしているのです。

ほんの一瞬の間に、ファサファサと卵塊をはき出し、また口に戻す。ここのクロイシモチは4日で卵を孵化させているそうです。
どんな生き物も生きていくのに必死だねー。

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2008年9月19日 (金)

サザエの産卵

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先々週、伊豆半島東海岸、富戸の海で潜っていたら、サザエの産卵を見かけた。

浅場の水の透明度が悪いなーと思っていたら、岩陰に張り付いているサザエがモクモクと煙を上げるように放精していた。その濁りに刺激されてか、近くの別のサザエが岩陰から這い出て、見事な産卵を見せてくれた。

いつもは石のようにジッとしているサザエが、ユックリと伸び上がったと思った瞬間、ゴクンと貝殻を振り、緑色の卵を噴出させた。
一粒一粒がサザエの赤ちゃん、一粒一粒が将来のサザエの壺焼き…。
サザエに♂♀があるのに初めて気付いたぜ。

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2008年9月18日 (木)

ミナミハナイカ

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島根・加賀の定置網あげについて行ったら、網の中にミナミハナイカが入っていた。

そのまま網締めが進めば、他の魚の下敷きになり、傷だらけになって、死んでしまう処を、心優しい漁師さんに掬われ、生け簀に入れられた。

アジアのダイビングリゾートで大人気のミナミハナイカ。
興奮したのかネオンサインのように黄色や赤に体色変化し、とっても美しい。

沖泊の港内にあるアマモ場に放してみた。
周囲の魚、カワハギやベラたちが興味を示し、近づいてくると、黄色く発色し「威嚇信号」を出し、相手を怯ませる。しばらくすると、落ち着きを取り戻し、港外に泳ぎ去っていった。

今度海底であったら、竜宮城とは言わないけど、タコイカ王国ぐらいに招待してくれんかネ…。

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2008年9月16日 (火)

イトヒキヌメリ

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さて、今日は何で行こうかなぁー?ふむ…ヨシ!これだ、イトヒキヌメリ!!

大好きな島根半島最北端、沖泊の港内で、昔なじみのトビヌメリを撮影していたら、突然サイバーな奴が登場した。

メスを前に、熱心な求愛ディスプレイを展開するトビヌメリのオスに強烈な攻撃を仕掛け、アマモの海底を追いかけ回し、ドツキ倒す怪魚イトヒキヌメリのオス。

良―く観察すると、トビヌメリよりも更に口が尖り、目元もサングラスをかけたように不良っぽい。

不思議なのは、初めて見かけた魚なのに…「イトヒキヌメリ」と言う名前が頭に浮かんだ事。お袋が胎教に魚類図鑑でも読んでいたんだろうか…。それとも、いっぱい居そうな背後霊たちが教えてくれたのか…。

ともかく、ノンビリとした沖泊漁港の海底で一人元気印のお魚でした。
そのうちお前の産卵行動を撮ってやるぜ。

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2008年9月15日 (月)

旅・2008

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10日間のご無沙汰でした。
鹿児島まで車で行ってきました。
イヤァー、遠いいねぇー、往復3000キロありました。

カミさんと愛犬ミューズのトリオ?で珍道中です。
ミューズが後部座席を独占した為、ダイビング機材が車に積みきれなく、ルーフボックスを取り付けました。
ちょっと、サーファーかスノーボーダーの様な若者風の取材車です。
念願の西日本をいっぱい潜ってきました。
くたびれたけど、楽しかったねー。

いろんな生き物を撮影してきましたが、徐々にこのブログでお見せしましょう。
今日の写真はその若作りのマイカー、よく走りました。

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2008年9月 6日 (土)

サヨナラ…殿さん

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バリの殿塚さんが亡くなった。
あんなに元気そうだったのに…、悲しい。

殿さんがこの世に残した超大作魚類図鑑「
INDONESIAN REEF FISHES」は私の師匠・益田一が残した「魚類大図鑑」(東海大学出版会)を超越すべく、殿塚孝昌氏とオーストラリアの魚類学者ルディー・H・クーターが心血を注いで作り上げた魚類図鑑だ。

身近なアジアの自然に注目が注がれる昨今、海を語るのに無くてはならない存在だ。天国にこよなく近い楽園バリで逝った殿さんの冥福を祈りたい。
麻雀強かったなぁー。

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2008年9月 5日 (金)

台風来ない

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今年は台風来ないねー !
8月中に1つも台風が本州に上陸しなかったのは数十年ぶりだとかテレビで言っていた。まぁ、大きな災害を起こす台風、少ない方が良いんだけど、最近話題のゲリラ豪雨みたいに、形を変えた災害がニュースを賑わしているのは、地球温暖化と関係があるんだろうか? 

何故、台風かと言うと、フランスの海洋ドキュメンタリー映画の撮影で台風を待っているのだ。伊豆の家のすぐ側を通過した2004年の22号台風みたいなのは2度と来て欲しくはないが、どでかい波が城ヶ崎の岩場に砕ける光景は、迫力満点で、見飽きる事はない。

40数年前に撮影した城ヶ崎に押し寄せる台風波をお見せしよう。
台風通過後、雲が割れ、日が差し込んで来た時に撮ったものだ。
台風の呼び水になるかな…。

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2008年9月 4日 (木)

セックススープ

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今年、初夏の石垣島でサンゴの繁殖行動を取材した。

サンゴの繁殖行動というと、夜の海底で一斉に行われる産卵が、テレビなどで紹介されているが、今回は、その産み出された卵や幼生が、どんな姿で海を漂っているのか…を追ってみた。

サンゴ産卵の翌朝、石垣島の高台から海を見下ろし、産み出された卵や幼生が吹き溜まっているところ(スリック)を探し、船で近づき潜ってみた。

スリックは青い海の上でピンクに見えるのだ。風の吹く向きによって、ユックリ移動するスリックに小舟を近づけると、生臭いサンゴの匂いがした。

透明度の良い海面でスリックは雲のような濁りになって見えた。
更に近づくと、小さな丸い粒々と産卵時に分泌された粘液の塊が帯状になって混じり合い、漂っていた。

一緒に潜ったサンゴ学者のキャサリン・ミュジック博士も「オウッ!セックススープ!!」と大喜び。
サンゴの匂いまみれになって、少しは若返れたかな?

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2008年9月 3日 (水)

コブダイの赤ちゃん

どうです…連日の更新、驚いたでしょう。
今日のお題は「コブダイの赤ちゃん」です。

佐渡の海に棲む雄コブダイ「弁慶」は、私と佐渡ダイビングセンターの本間さんが名付け親。見事に出っ張ったオデコとアゴは迫力満点。

体長1m弱の大型魚である事も手伝って佐渡ダイビングエコツーリズムの中心的な存在になっている。それも、単なる日本ローカルな存在ではなく、来年にはフランスの海洋ドキュメンタリー映画でも紹介される予定の国際スターだ。

コブダイについて詳しく知りたい人は私の著書「弁慶の海」(そうえん社)を買って見て頂戴。エヘン!今回は特別、写真2つ付けよう。

さて本日のテーマ「コブダイの赤ちゃん」は体長3センチ。
この可愛いチビちゃん、これからメスで成長し、更に栄養状態が良ければオスに性転換する。
コブダイ人生
??40年近く生きるそうだから、30年後には伊豆の富戸にも「弁慶」三世か四世が誕生するかもしれないね。楽しみだ…。Photo_24353

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2008年9月 2日 (火)

魚の喧嘩

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皆さん、お久しぶりです。数ヶ月ぶりに、「ヒゲアザラシの水中メガネ」更新です。

座骨神経痛が出て、長い取材は遠慮中の我が身、今年の夏は、もっぱらホームグランドの富戸の海を潜っていました。
いつもの奴らといつもの出会い…と行きそうですが、海はいつもニュースにあふれています。新しい驚きに溢れる、いつもの海をリポートします。

まずは、お題の「魚の喧嘩」、海底では繁殖期のオハグロベラ雄が派手な喧嘩を繰り広げていました。
雄同士が縄張り争いで睨み合い、大きな口を開け、相手を威嚇しあう姿は、よく見かけてきましたが、今年の夏は、実戦にもつれ込み、激しい噛み合いを演じていました。

シャッターチャンスっとばかりに近づき、デジタルカメラのメモリーバッファが息切れを起こす勢いで肉迫。
10カット…15カット…20カット…25カット…オイオイ、いつまで噛み合っているんだよ?
2匹とも組んずほぐれつ、海底で砂まみれになっちゃった。
こんな元気、今の日本人にも欲しいね。
電撃辞職の福田首相に見せてやりたいよ。

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