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2006年6月15日 (木)

猫アタック

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先日、伊豆で愛犬ミューズと散歩中、突然猫に襲われた。
第一撃でミューズの鼻面を引っ掻き、第2波の攻撃を防ごうとした、僕の脚に牙で噛みつき、爪で引っ掻き…オシャレな3本線のストライプと2本の牙痕を付けてくれた。

猫の襲撃に遭遇したのはこれで2度目。

1回目は10数年前、新潟市内の住宅地であった。
早朝、やはり犬を連れて散歩していた時の事だ。
路地を曲がると、そこに2匹の猫が立っていた…。
いや、嘘だーって言う人がいるかもしれないけど、本当―だって!

2匹の虎猫(身長30センチ位と35センチ程)が、2匹とも後ろ足で立ち上がって、ガンダムか鉄人28号のように前足を振り回しながら直立で歩いて、襲いかかってきたのだ。
犬(昔飼っていた愛犬オルカ雄)が迎え撃とうとするが、勝負は見えていた。
テロリストのような凶暴な顔をして一直線に近づいてくる。

即座に「勝ち目のない喧嘩は逃げるが一番」と判断し、2匹の愛犬(オルカとエルザ夫婦)を引っ張って敗走開始。
夜明け間もない新潟の市街地を猫の罵り声を背中に50メートル近く逃げたっけ。

これ本当の話です。
この容赦ない攻撃はサメ以上、まさに獣むきだしであった。

水中で猫の凶暴さに匹敵する生物と言えばゴマモンガラ(写真)くらいかな…。昔、西表島のヨナラ水道で狂ったゴマモンガラに攻撃された時は足ヒレで蹴っても、水中ストロボで殴っても怯まず、やはり50メートルくらい追いかけられた経験がある。
忘れはしないぞ、猫アタック、治にいて乱を忘れずだ。

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2006年6月14日 (水)

ナベカ

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久しぶりのブログ更新、怠け癖が付き、約2ヶ月のワープで御座った。

更新を楽しみにしていてくれた皆さん、済まん、済まん…。
かくも長きにわたってブログ更新を怠けていたが、本業の水中撮影をサボっていたわけではない。
よって、面白い話が一杯ある。

今回はナベカの話。ナベカって何?と聞かれる方も多いだろう。
ダイビングをしていても、滅多に会える魚ではない。
なぜなら、彼らの生息域は殆どが水深1メートル以浅。

張り切ってダイビングに来て、水深1メートル近辺の波打ち際を潜っている人は少ない。
余程、潜水技術に自身のない人なら有り得るのかな…。
でも、波打ち際は文字通り波がひっくり返る場所、岩に頭をぶつけるか、フジツボで傷だらけになるのが落ちだ。
どちらにしろ、水中撮影には不向きな場所である。

つい先々週、ある魚の生態を追って、島根半島の美保ヶ関近くのひなびた漁村に撮影に行ってきた。
取材目的のある魚とはオオカズナギ。
雄同士が口を大きく開け、縄張り争いをする生態が面白い魚だ。
早速その姿を求め、潜ってみた。

なんと水深40センチほどの浅瀬の岩穴に巣を作って棲んでいるのだ。
オオカズナギと名前だけは大きめだが、体長10センチ、体高1センチほどの細長い小魚だ。
巣穴から顔を覗かせているオオカズナギにフレームを合わせ、喧嘩が起きるのを待ち受けるのだが、ピッチャンピッチャン・パッチャンパッチャンと波に揺られカメラが定まらない。

丁度、針穴に糸を通そうとしている時、横にいる奴に頭を小突かれ続けているような状況である。
イライラして「エーイッ!ウルッサイ!!静かにしろーッ!」と叫び出したい所だが、波に叫んでも小魚に馬鹿にされるだけ。
ストレスを溜めながら海底に這い蹲っていると、オオカズナギの巣のすぐ横にナベカが顔を出した。


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ナベカの姿を見て、速攻で思い出したのが去年の事、ある出版社からナベカの写真のリクエスト。
ライブラリーを全部ひっくり返しても、撮ってない物は無い。

無念の思いで「有りましぇーん…済みましぇーん」とギブアップした。
大体、水深1メートル地帯はお腹が引っ掛かって、座礁しちゃうし、僕の守備範囲じゃないんだよねーと言い訳しきり。

そんな怨念のナベカ!ここで出会ったのが百年目!
いざ覚悟!!とばかりにカメラで迫り撮影した。横にいた、オオカズナギが「お俺、主役じゃないのぉー?」と言ったかどうかは…判りません。

ナベカは東京近くだと葉山や逗子などのタイドプールでも見かけられる魚。黄色いヒレがとっても綺麗。今回、撮影してホッペタの入れ墨模様にに魅せられた中村でした。

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