「日本百の海物語」第一弾 プチお出かけ南紀 後編
夕刻、白崎海洋公園のダイビングを終え、40kmほど南下。
和歌山県みなべ町に到着。
ダイビングサービス「サンマリン」の店前にハイマーを停める。
みなべの海では、深海の花・オオカワリギンチャクを見るのが第一目標。「サンマリン」のボス、酒井さんに連絡を取り、海の状況などを聞く。
オオカワリギンチャクは美しいレモンイエローの蛍光色をもつイソギンチャクの仲間。大きさは7~10cmほど。
通常は水深100m程の海底に群生するが、みなべでは何故か水深40mの海底に花開いている。
翌朝、酒井さんにダイビングガイドの李さんを紹介してもらい、早速ボートダイビングに出発。
李さんは海の生物知識も豊富で、なかなか頼りになる若者。
ショップから車で数分の堺漁港から漁船で10数分沖合に走り、アンカーを打つ。
そこは海のど真ん中、海面に露頭しない岩礁(シーマウンテン)に潜る。岩礁の急傾斜に沿い、潜っていくと斜面に大きな岩が見えてきた。
不思議なことに、その岩の上を中心にオオカワリギンチャクが群生している。
周囲を見渡しても、そこだけにしか見かけることができない。
水深40mの薄暗い海底にパッとレモンイエローの花が咲き乱れる様は美しいだけでなく神秘的。ただし、水深が深いので長居は禁物。
そうそう、李さんが全長2cmほどの小さな個体も見せてくれた。どうやら繁殖期にはオオカワリギンチャクの口の部分から小さな子供を吐き出して子孫を増やすらしい。
見てみたいねー。
手早く撮影を済まし、水深10m前後のアンカー近くに戻る。
減圧を兼ね、岩礁に棲む魚たちの撮影をしていると、比較的珍しいアカネキンチャクダイを見つける。
この魚はキンチャクダイとキヘリキンチャクダイの交雑種。
いわば他種間にできた不義の子・ラブチャイルド。
その他、巣穴から顔をのぞかせているタテガミカエルウオを見かけました。
そして、そのタテガミカエルウオの横からコガシラベラの子供が泳ぎ出てきた。
タテガミカエルウオは草食なので小魚が怖がらずに接近できるみたいだね。
なめられたもんだ!
フリソデエビも好物のヒトデをムシャムシャと毟り食い。
黒潮が運んできた熱帯の息吹が感じられる海底であった。
「サンマリン」の酒井さんやスタッフの皆さん、ガイドの李さん、皆さんのおかげで楽しいみなべロケハンができました。
今度は番組かついで潜りに行くよー。
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